作動油交換の目安(泡)
泡
油中の気泡が作動油に及ぼす影響としては、圧縮率の増大による油圧シリンダの作動遅れ及び油圧ポンプのキャビテーションの発生、容積効率の低下、作動油の劣化促進、気泡の断熱圧縮による作動油の黒化等があります。保守点検としては油中へ気泡の混入を出来る限り少なくするようにして下さい。
泡の発生原因としては、
1、サクション(吸入)側からの空気の吸い込み
2、グリース等の起泡性の良い界面活性物質を含んだ油種の混入
3、潤滑油自体の劣化による起泡性物質の発生
4、負圧現象による,作動油中の溶解空気の分離
5、高速回転している軸受や歯車での空気まき込み
6、タンク油面の低下,タンク構造の欠陥
影響は、
1、潤滑性低下による損傷の発生
2、キャビテーションの発生(キャビテーションとは、液体の流れ中での圧力が飽和蒸気圧より低くなったときに、液体が蒸発したり溶存気体の遊離で気体が生じたりし、気泡が生じる現象である。)
3、油圧効率の低下
4、油の圧縮性増大に伴う作動不良
5、騒音の発生
6、潤滑油の劣化の促進
7、冷却能力の低下
保守上の対策として、
異油種(特にグリース等),異物の混入防止
タンク油面の点検,油の補給
劣化した潤滑油の交換
などが考えられます。
続く (次回は作動油交換の目安・・・油もれ)
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